「週休2日制」導入定着迄30年かかりました

「プレミアムフライデー」は
今年2月から始まったが恩恵を感じないのは
気のせいでしょうか。
企業も世間的にもあまり話題に上がってきません。

余暇が増えても収入は増えない働く環境では
効果を求めるのは難しいと思います。
「余暇を増やせばモノが売れる」という考えは
単純ではないかもしれないが、何もやらないよりは
やった方がいいと思います。

最近はあまり耳にしない「週休3日制」です。
「週休3日制」の導入企業が増加傾向と
一時話題になったが導入をやめた企業も。
週休2日制がようやく定着し、
1ヶ月の残業時間40時間以下と定着?しています。

「1日8時間、週に40時間」と週休2日制度が定着と、
1週間に働く日を5日働き残りの2日を休む週休2日制。
この週休2日制から導入検討の「週休3日」は
今後なるのか?歴史から検証してみましょう。

週休2日制をいち早く導入したのは、
米国の自動車産業のフォードです。
1926年にフォードが導入し効果を上げ、
自動車産業の熟練工達は会社に愛着を持ち
定着率が高まったため職業訓練コストの低下、
生産性の向上という大きな効果を産みました。

フォードは、労働者がお金を稼ぎ、
余暇の時間を持つことが消費を喚起し、
経済の発展につながると考えていました。

その結果、大量生産による低価格化と相まって、
それまで富裕層の贅沢品の自動車は、
週休2日制効果から一気に大衆カーに普及しました。

日本では、1965年松下電器産業(現パナソニック)が
週休2日制を導入したのが最初です。
「海外企業との競争に勝つには能率を飛躍的に
向上させなくてはいけない。
そのためには休日を週2日にし、
十分な休養で心身の疲労を回復する。
一方、文化生活を楽しむことが必要だ」と
松下幸之助氏は週休2日制を導入しました。

それから日本中に週休2日制が広がるのには、
30年程度の時が必要となりました。

今から30年前の1987年に労働基準法が改正され、
「1日8時間、週48時間以内」から
「1日8時間、週40時間以内」に変わりました。

1989年銀行など金融機関が、
土曜日の窓口業務を中止しました。
1992年国家公務員も完全週休2日となりました。
2002年度から公立学校に週5日制が導入されました。
「土曜と日曜は休み」という意識が浸透するには
この3つは大きいかったようです。

Yahooジャパンが「週休3日制」
を導入する意向を発表したが本格的導入は
目処が立っていないようです。
ユニクロを展開するファーストリテイリングは、
転勤のない「地域正社員」
に対して「1日10時間×週4日勤務」
の週休3日制を導入済みですが、
週休3日で楽になるわけではない。
実際やってみたがやめた企業あります。
「2020年ごろまでに導入予定」とされて
いた週休3日制はどこへ?

技術の進歩で人間の働く時間は減る方向に行きます
インターネットの普及で何日もかけてやっていたけれど
今なら一瞬で済むという仕事は多いです。

しかし、時代とともにビジネスのスピードが速まり、
やるべき仕事がどんどん増え、
全く暇にはなっていない現実もあります。

コストもかかるし新しい技術に対する
心理的ハードルもあります。

「日本人は働きすぎ」という批判を受けて
導入された週休2日制ですが、それが定着した今、
もう一歩、仕事以外に使える時間を増やす
努力する時代に入ったのかもしれません。
週休2日制の導入時期の成功例と同じように
金融機関・国家公務員・公立学校に
「週休3日」が取り入れられると
一気に進むでしょうか?

週休2日制が定着するに30年ほどかかりましたが
週休3日制は定着するに何年かかるでしょうか。
今後に注意して見ていきたいと思います。

同時に給与以外の収入を別に設ける時代に入って
副業も本格的に進むことも予想されます。

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